サイボウズ・ラボユースってなに?

宣伝です。
サイボウズ・ラボユースの最終成果報告会が来週 3/26(月) に開かれます。
この報告会は第2期募集説明会も兼ねています。

サイボウズ・ラボユース ブログ
http://cybozulabs-youth.blogspot.jp/
第1期サイボウズ・ラボユース 最終成果報告会(若干残席有り)
https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dHFGN3NpSFF5MVNQLUdHZG80Q01QLUE6MQ
最終成果報告会 参加申し込み(atnd枠/満席)
http://atnd.org/events/26861


サイボウズ・ラボユースとはエンジニア志望の学生にソフトウェアの開発支援を行う制度、みたいな抑揚のない通り一遍の説明ではとても伝わるまいと思うので、もう少し柔らかく噛み砕いてみる。

サイボウズ・ラボユースで「何をやってもらう」か。

実は設問がすでに間違っている。ラボユースは「やってもらう」ところではなく、自分から「やりたいこと」をやるところ。
サイボウズ・ラボはなんというか放置プレイが得意な会社で、何も言わないと何も言われない面があったわけだが、ラボユースもその血を脈々と受け継いでいる。
指示らしい指示は降ってこないので、本人のやる気しだいでだいたいなんでもできる。いや、ちょっと言い過ぎかもしれないが、少なくともその可能性はある。


というわけでインターンとは全然違う。サイボウズの業務の一部をやってもらうなんてありえない(本人がよほど強く希望でもしない限り)。そもそも NDA(秘密保持契約)すら結ばないし。

サイボウズ・ラボユースに応募するには

対象が学生なのはさすがにわかると思うのでおいとくと、上で書いたように「やりたいこと」がある人というのが必須要件。
でもさすがに「やりたいこと」がどんなことでもいいわけではなく。「起業して飲食店を始めたい」とか言われても困るw


まず「開発支援」なので、コンピュータの上で動く何かを作ることが核になっていること。
そして成果をサイボウズも利用できる形式(ライセンス等)でオープンにできること。
この2点が満たされていればOK。


テーマも、応募フォーム上ではいくつかから選択させる形式にはおそらくなるとは思うけど、実は多分何でもいい。
ラボのメンバーの誰もわからない分野とかだと採択されにくいかもしれないが、まあそういうのはしょうがないよね……。

サイボウズ・ラボユースで何が得られるか

サイボウズ・ラボに通うことができれば、奨励金がもらえる。
ぶっちゃけて言ってしまえば、アルバイトだ。といっても上で書いたように指示された仕事をするのではなく、自分のやりたい開発をやる。
時間の自由が効く大学生は平日でも来ることができるかもしれないが、高校生だと夏休みなどのまとまった休暇が中心となるだろう。
そしてその時ラボメンバーが回りにいるので、様々なアドバイスを受けることができる。
それぞれが深い専門知識を持つ幅広いメンバーが集まっており、少し頭を悩ませるような問題でも一緒に考えればだいたい解決への道が見えてくる。ブレストとかすれば、分野横断したいろいろなアイデアがきっと出てくる。若干手前味噌だがw
そうやって開発した成果物は、サイボウズが権利を主張することは無い。開発した学生さんのものだ。
論文を書いてもいいし、オープンソースとしてさらに発展させてもいいし、それをベースに起業とかしてもいいかもしれない。


遠方であるなどの事情でサイボウズ・ラボに通えない場合は、ラボユースのサブメンバーといって、オンラインで同様のサポートを受けたり、遠方の学会/カンファレンスなどへの参加費(交通費・宿泊費)の援助が受けられる。


さて、大雑把なところはだいぶわかってもらえたんじゃあないかと。
もっと細かくて具体的な指導内容は、最初に紹介した最終成果報告会でラボの光成がライトニング・トークの枠で話す予定なので、それを聞いてもらえばもっといろいろわかるだろうし、懇親会でラボの誰でもいいので捕まえれば根掘り葉掘り聞くことができる。ラボユースのメンバーも発表を聞けば、どれくらいのことができるのか検討もつくし、直接「ラボユースってどうだった?」と生の意見を聞いてみるのもいい。
そしてもう一度書くが、この最終成果報告会は第2期募集説明会も兼ねている


高田純次さんがCMをしている某宝くじではないが、「買わなきゃ当たらない」のである。もしかしたら、6億円より価値のあるものが得られるかもしれない。


追記
ラボユース1期生の新屋さんが、自身の体験を交えてラボユースの紹介記事を書いてくれました。これもおすすめ。

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