RESTful 読書会にて第5章を担当させていただきました。改めて関係者・参加者の皆さんありがとうございました。
というわけで、第5章の発表に使用した資料を以下に公開。
S6 で作成しているので、カーソルの左右でページ送り、カーソルの上で一覧表示、マウスクリックで選択だ。
- [5章] 読み取り専用のリソース指向サービスの設計
- http://flowr.31tools.com/restful/20080510/
読書会ということで、いつもより結構まじめに忠実に、を心がけて資料を作ってはみたが*1、やっぱり実際の現場で口頭で喋った内容より情報量は落ちてしまっているので、細かいニュアンスレベルのことを追いかけたいなら、そのうち公開されるだろう読書会の動画を参照してもらう方がよいかもしれない。
また他に心がけたこととしては、本書の内容を読み解いた部分と、自分自身の意見/補足は明確に区別できるようにし、必要なら後から検証してもらえるようにしてある。
また、本書内の例は自分に身近な日本の地名に置き換えてみた(スプリングフィールド→銀座、ラシュモア山→阿武山)。これはまあ基本は好みの問題なんだけど(笑)、例を丸写しせず書き換えることによってきちんと検証するというプロセスを踏みたかったということもある*2。
5章の内容を一言で要約したら「 ROA は Web の自然な拡張ですよ」ということに他ならない。
つまり、「読み取り専用」の範囲内に制限して ROA に沿ってサービスを設計すると、細部に至るまで Web と同一になる、ということをきちんと丁寧に説明している。
それは至極当たり前のように感じるかも知れないが、「それが当たり前だってどうしてわかるんですか?」と質問したら「そんなの常識で考えたらわかるだろうが!」と返ってくるような奴はヤバいと肌で知っている人には、その重要性は説明不要だろう。
まあ、いくら重要であることがわかっていても、その手の確認作業は単調で退屈になるのは否めない。やっぱりマンガ仕立てにするべきだったかー(棒読み。ごめん、言ってみただけ)。
読書会に関連したブログのエントリをいくつか書いているので、そちらを参照してもらうのもよいかも。
- ROA は「究極のオブジェクト指向」?(RESTful本読書会)
- http://d.hatena.ne.jp/n_shuyo/20080507/restful
- ツンデREST ( RESTful 読書会 )
- http://d.hatena.ne.jp/n_shuyo/20080510/rest
というわけで読書会のその他の感想など簡単に。
- iwamot さんの担当された4章は、内容に感心するというより、大変だったろうなあという気持ちが先行して聞いていた(苦笑。すいません)。ただでさえ用語てんこもりのところに、リソースのあたりの説明とか同語反復気味だしー。
- MS小高さんの ADO.NET Data Service は、すでに BPMオフ第3回で聞き、さらに懇親会でやっかいな質問をして困らせていたのだが、今回もあえてその同じ質問を投げつけてみた。すいません。
また他の参加者の方の感想を見てみたい場合はこちら。