PageRank は相変わらず神話状態

プライベートで特大イベントがあったので、更新間隔が空いてしまった……

GoogleM&Aを急ぐ理由 ーPageRankが崩壊する日ー
http://rblog-media.japan.cnet.com/0058/2006/11/googlemapageran_c27d.html

PageRank は指標の一つに過ぎない、nofollow とか色々ある、それに「リンクのされ方」も評価に入ってるに決まってるし、などなど内容に対する論理的な突っ込みはとっくに各所でなされているのでお任せしてしまおう。


これを読んで思ったのは、相変わらず Google の力の源泉が PageRank にあると思っている人がやっぱり多いんだなあ、と言うこと。
10年前に編み出された1つのページ評価技術が(もちろん当時は十分以上に画期的であったわけだが)、あれほどの時価総額を誇る企業を支える未だ唯一の屋台骨だなんて、そんな馬鹿な。ありえない。


そもそも検索サービスはすでに Google の独壇場ではなくなっていることを誰より Google 自身がわかっている。

グーグル、ヤフー、マイクロソフトの3社、Sitemapプロトコルを共同で推進
http://www.computerworld.jp/news/sw/52791.html

Googleが開発し、普及を図っていた「サイトを効率よくクロールするためのプロトコル」を、さくっと「ライバル」に提供している。
検索サービスが Google の独壇場で、サービスの要であると思っていればそんなことをするわけがない。
共存共栄していくのが全体最適であり、それが Google の戦略に反していないからこそできるわけだ。


では、なぜ「M&Aを急いでいるか」(正直、「急いでいる」とまでは思えないが、消極的でないことは確か)だが、それは稿を改めて。